WinTTXを使うとWindows環境でフォントファイル(OpenTypeレイアウトのファイル)の中身を覗いたり編集することができます。ただしコマンドを叩く必要があるため、使用頻度が高くなると少し面倒になります。そこで、作業の効率化を図ろうとバッチファイルを作成してみました。
nameテーブルにはフォント名や著作権情報などが格納されています。このバッチを実行するとバッチファイルがあるフォルダ内のフォントファイルからnameテーブルファイルが作成されます。
@echo off
pushd %0\..
cls
rem フォルダ内TrueTypeFontファイルのネームテーブル取り出し
for %%i in (*.ttf) do ( ttx -t name %%i)
pause
exit
バッチファイルがあるフォルダ内のテーブルファイルを同じファイル内にあるフォントファイルにマージし、テーブルファイル名で新たなフォントファイルを作成します。テーブルファイルが複数存在する場合は最後に読み込んだファイルのみがマージに使用されます。
@echo off
pushd %0\..
cls
rem マージ実行
setlocal enabledelayedexpansion
for %%i in (*.ttx) do (set w=%%i)
for %%j in (*.ttf) do ( ttx -m %%j !w!)
pause
exit
nameテーブルの項目には「フォント」といった具合の文字列が含まれていることがあります。これは文字化けではなく「数値文字参照」で表記された文字列です。
オリジナルのTTXはFonttoolsと抱き合わせでインストールすることができるようです。